薬は化合物??? その1 ー 化合物とは

こんにちは、らいおんです。
医療用医薬品の研究開発について幅広く語っていきたいと思います。

「ただの化合物」がどうやって「薬」になっていくのか、と前回書きましたが、そもそも「化合物」ってなんだっけ、と思いませんか?

「化合物」は有機化合物と無機化合物に分類できます。
有機化合物は元々「生物が作る物質」をさしていました。科学が進歩し、人間がいろいろな物質を合成することができるようになって、生物が作る物質も作れるようになりました。そこで、有機化合物は「炭素(C)を骨格としている化合物」と今は定義されています。ただし、二酸化炭素(CO2)とか炭素が含まれていても構造が簡単な一部の化合物は含まれません。この辺の詳しい情報を紹介しているサイトはたくさんありますので、そちらをご参照くださいね。
無機化合物の定義は「有機化合物以外の物質」。って、また「じゃない方」分類です、笑。

無機化合物でも薬になっているものもありますが、薬といえばほとんどのものが有機化合物です。無機化合物の薬は、殺菌剤の「ヨウ素」とか「過酸化水素水」、胃薬の「酸化マグネシウム」、歯科医が使う麻酔薬の「亜酸化窒素」など(こちらもご興味がある方は、これらのキーワードで検索してみてくださいね。)です。

次回は本丸の有機化合物についての話を始めます。

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