こんにちは、らいおんです。
医療用医薬品の研究開発について幅広く語っていきたいと思います。
薬の管理レベルでの分類については【そもそも薬って何?】で述べたとおりですが、もっと身近な分類の仕方があると思います。
薬といってまず思い浮かぶのは飲み薬ではないでしょうか?
塗り薬とか貼り薬も、処方箋で出されたり、OTCとして購入したりするので、思い浮かぶかもしれません。
他にも病院では、注射や点滴もよく見かけますが、これらも薬ですね。
このような薬の使われ方(投与方法)を基準にすると
内服薬
注射薬
外用薬
と分類されます。
内服薬とは、いわゆる飲み薬のことで、経口薬とも呼ばれます。これはさらに3つに分けられ、錠剤・カプセル剤、粉薬、水剤(例:シロップ剤)に分類できます。(詳細は別の機会に。)
注射薬とは、いわゆる注射、点滴などで注射針で投与されるものです。こちらも注射の経路によってさらに細かい分類があります。(こちらも詳細は別の機会に。)
外用薬とは、いわゆる目薬、湿布、軟膏など、内服薬、注射薬に分類されないもので、「じゃない方」カテゴリーです。こちらは大きく、外皮用薬、点眼薬、点鼻薬、点耳薬、口腔薬、坐薬に分類され、それぞれにさらに細かい分類があります。(こちらも詳細は別の機会に。)
それぞれの投与方法にメリット・デメリットがあるので、治したい病気(標的疾患)の特徴、使いやすさなどを考慮して、どの投与方法にするか決めて開発されています。尤も化合物の性質によっては、特定の投与方法しか選べないものもあります。(こちらも詳細は別の機会に。)